ひとりごと①~思考を消した心の声~

インナーボイス

どうしてあんなに暗い世界ばかり見ていたの

ただひたすら、そちらにしか目がいかなかった

それはなぜか

わたしが想い描く世界が、あの人たちによって消されていたから

あぁ…なんて残酷な人たち

どうしてあんなことができるのか

なにがそんなに楽しいのか

わからない

人の楽しいが理解できない

なにも楽しくない

疑いたい

この世界は腐っている

それがわたしにとって最大の不思議

いつからか慣れ親しんだ世界を手放すしかなかった

こんな狂った世界なんて…

”あとで、どんなことをしたとしても決して自分の行動を疑ってはいけないよ”

また、あの人の声が聞こえる

ここに思考は存在しない

それは本当のわたしでもない、深い深い愛に満ちた”仙人”のような声

その声は、続けてこう言う

どんなに不思議に思っても、あきらめてはいけないよ

あなたは、この世界を選んできたのだから

「なぜ?」とあなたは言うかもしれないが、ただひたすら生きればよい

どんなに感情の波にのまれそうになっても逆らうことなく泳げ

こんなにも辛い思いをしてまで、その引きかえに何がもらえるかなんて

それは極道だ

あなたがひたすら自分を生き願いつづけることができるのは

そんなもんじゃないなにかの力がはたらいているから

だから、とてつもなく不思議な世界にもぐりこんでしまったと思うかもしれないが

それを眺めていればいい

なんのことかわからなくていい

どうしようもなく感じることがあるならば、それはそれで良しとする

ただ、あなたが恐れをなくし自然体で生きることに価値を見出すことができるのであれば

生まれた甲斐があると思うだろう

では、もしそうでないなら

あなたは生きている意味がないと思うのではないか

そこに、なにか問題でもあるのか

この世界がどのようになってどう消えていくかが

そんなに重要なことなのか

あなたが美しく感じる世界は、華やかな健美な世界なのか

同様に、恐ろしくもあり優美な狂気に満ちた世界なのか

どのような世界を指しているのかわたしにはわからないが

あなたはあなたで在るしかないのだ

それは、変えられないものだ

一生懸命も悪いことだとは思わないが、それと同時に自己であれよ

どんなに激しく泣きわめいても誰もおらんのだよ

察してくれよは通用せんし、お互いを不幸に招く

在り方、生き方を同時に思い出せ

そうすれば、きっとうまく生きられる

どうする?

さあ 考えなさい。

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