こんにちは。
みずのこです♪
今回は、こちら↓
のお話の続きになります。
少し短めの内容になるかと思いますが、お付き合いいただけましたら幸いです。
それでは、さっそくいってみましょう
中一。三年生からの階段下への呼び出し。
怒りに満ちた三人の先輩を前に、さて…何を言われるのかと少し身構えながら黙って相手の目を見ていました。
すると、真ん中にいたリーダー格のA先輩が開口一番こう言ったのです。
「あんた、わたしのことブサイクって言ったやろ！？●〇×▽※…!!（怒り）」
・・・・・・。
突然呼び出された上に、完全に身に覚えのないことを言われ一瞬時が止まりました。
「いえ。言ってないです。（冷静）」
と言うしかありません。
「ウソつくなよ‼言ったやろ‼●〇×▽※…!!（怒り）」
そして、両側にいるお付きの先輩も、
「正直に言いや！！●〇×▽※…!!（怒り）」
と言ってきたので、
「いえ。言ってないです。（さらに冷静）」
と返しました。
言ってないものは言っていない。
それだけです。
他に話すことはなにもありません。
相手の先輩たちも引きませんでしたが、こちらも訳の分からない文句に黙ってるわけにはいきません。
わたしも一歩も引こうとしませんでした。
そして、そこに怒りもありませんでした。
「言った！」
「言ってない。」
そんな押し問答を何回繰り返したでしょう。
そしてふと、そういえば、この先輩のことをクラスの友達（だと思っていた子）と
「あの先輩可愛いよね～。」
と話したことがあったので、そのことを伝えることにしました。
伝えようと意図した訳ではなく、その時自然と口からフワッと出てきたんですね。
「あの、先輩のことは前に友達と”あの先輩かわいいね”と話したことがありました。でも、ブサイクとは一言も言ってないです。」
と。
すると、それまで怒っていた先輩たちの雰囲気がぐんと和いだのをハッキリと感じました。
ふいに「かわいい」と言われたのが嬉しかったのか、わたしの意志が伝わったのかは分かりませんが、その瞬間何かを感じてくれた様子でした。
それでも、すぐには疑いが晴れなかった様子で、今度はすこし伺うように
「….本当に言ってない？」
と聞いてきました。
さっきまでの、一方的な押し付けではなく、急にこちらの意見を聞いてくれる姿勢を見せてくれたのです。
そして、わたしはさっきよりもリラックスした状態で
「はい。本当に言ってないです。」
と、少し和らいだ表情で答えることができました。
（自分の緊張がほぐれたのを体で感じました。）
そして、先輩たちはわたしの方をチラチラ見ながらこんな話を始めました。
「この子、本当に（ブサイクって）言ってないんじゃない？」
「ウソついているようには見えんよね。」
「うん。わたしもそう思う。」
わたしは、その様子をただ静かに見ていました。
すると、その次の瞬間。
「なんか、急にごめんよ。悪かったね。ウソついてるようには見えんし信じるわ。ところで、下の名前なんて言うの？」
と、さっきまでの先輩の表情が一変し、３人ともが穏やかな表情でわたしの名前を聞いてくれたのでした。
「あ、○○（本名）です。」
と、わたしは答えました。
そして、ちょうどその時昼休み終了のチャイムが鳴ったので、先輩たちは足早に階段を駆け上りながら、
「○○ね！OK！なんかあったら言ってきいや。さっきはごめんよ！じゃあまたね！」
と、手を振りながら笑顔で去っていきました。
わたしもなぜかとっさに、
「あ、ありがとうございます！」
と、手を振り返しました。
その後、急いで教室に戻り”嵐のような昼休み”だったな～と、授業が始まってからしばらくの間ボーっとしてしまいました。
そして、
「（でも、なんかよかった）。。」
そんな風にも思えました。
そしてその後、その３人の先輩たちが卒業式を迎える日まで、わたしたちは互いに笑顔で挨拶をかわす関係になりました。
結局、それ以上の関係にはならなかったけれど、学校に行って笑顔で挨拶をしてくれる先輩がいることが、とても心の支えになりました。
笑顔で挨拶をしてくれる人がいる。
わたしが、なんとか学校に行けた理由の一つに、この三人の先輩の存在があったと思います。
きっかけは、根も葉もない文句からでしたが、結果オーライです。
この件の黒幕は、結局その後も分からないままでしたが、もう本当にどうでもいいです。
ある意味、後ろで良からぬことを企んでいた人にも感謝ですね。
もしかすると、その黒幕の人は、わたしの知らないところでその後苦しむ出来事が起きたかもしれませんね。
この世は、そのようにできていますから。
過去にこちらの記事がありますので、ご興味ある方はお読みくださいね。↓
次回は↓こちらの【部活編】で実践しました『いじめ撃退法』についてのお話しをさせていただければと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう♪
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